虹の袂には願いの叶う金の壺が埋っているのだとか…

819の日

今日はバイクの日。

彼女とのやり取りの中で

「今日はバイクの免許が取れた日だよ!」

って彼女が教えてくれた。

そうか、バイクの日に免許取れたんだっけね…って改めて思った。
もう丸7年が経つんだな。
あの時の彼女はホント頑張ってたもんなぁ……
熱くなったタンクで内腿を真っ赤にしてさ。
あれは可哀想だったからね。
教習では日陰に置いてあるバイクを選ぶか、それが無理ならバイクを日陰に置いてくれるように教官にお願いしてごらんって、コメントを通して提案したっけね。
懐かしくなって、その頃の彼女の写真を見返したんだけど、オレから見たらまだあどけなさが残っててさ、とても可愛かったんだよね(笑)
もちろん今も可愛さは変らないんだけどさ。
小さな女の子を見る感覚っていうのかな、今はそういうのではない愛しさなんだよね。
きっと上手く伝わらないね。
可愛いのには変らないから、それでいいやね。

その4ヶ月後に初めて整備をしに来た彼女。
この日は彼女との間で初めてのことだらけだった。
間も無く7年が経つ今でも この日のことは鮮明に思い出すことができる。
そのぐらいオレには特別な日だった。
彼女の髪が綺麗な栗色でサラサラだったのが特に印象に残ってるんだ。

そして、二人の間でたまに話題になるシュシュ。
何日も洗わずに大事にしてたみたい。かわいい。
そういうところ、今も変ってなくてさ。
枕元にオレが着たTシャツを暫く置いていたなんて聞くとさ、可愛くて可愛くて仕方なくて、ほんと愛しくなるんだよね。

あと4日もしたら、また彼女が整備に来るんだよ。
とても楽しみにしてるんだ。
この頃と同じような気持ちで整備したいな。
7年経っても彼女を思う気持ちは何も変ってないから。