彼女はバイク乗り。 乗り始めてもう６年になる。彼女のバイクのメンテナンスは自分が行い、 彼女が安全に走るために色々なことを教えた。 先日、彼女がこんなことを言ったんだ。 「コーナーの出口が見えたらアクセルを開け始めるって教えてくれたでしょ？ 車…

自分にはたまに思い描く漠然とした情景があった。若い頃、二人でバイクを整備した庭先の駐車場に面した窓辺に腰掛けて、老人がお茶を飲んでいるんだ。暖かい日溜まりの中で。その傍らにはまだ初老の女性がちょこんと正座していて、笑顔で話しながらあずきと…

さっきから可愛いしか言ってないね彼女が少し呆れながら笑った。仕方ないじゃん、本心だもの。 それじゃ10個の好きなところ教えてあげる 猫のような目が可愛いところ目がなくなる笑顔が可愛いところ仕草が可愛いところﾁｮｺﾁｮｺと狭い歩幅で歩くのが可愛いとこ…

来年はスノードームにするね(笑) スライドが難しい…それは当然です。そんな簡単な６年じゃないし。 最近の楽しい自然なやりとりや会話も 二人が一年間待ち望んでいたものだし。気持ちは痛いほど分かっています。 焦らず無理なくゆっくりと 心に素直に……… ね…

『私は変わってないよ』 彼女が言った。何が変わってないんだろう… 新らたに一歩踏み出す決心をしたこと？それとも、ずっと一緒にいたいと思ってること？怖くて聞けなかった…今は前者でないことを切に願うしかないから。 八方美人なところが嫌い…誰にでも優…

泣いた… 今まで殆ど他人の面前では泣いたことがなかった。幼少時は本当に泣き虫で よくからかわれたり、バカにされたりしていただからか、いつの間にか感情を分離できる術を身に付けていたのだろう。 15年前のあの時も不思議と涙はでなかったのに… そんな自…

久しぶりに彼女と夜の街彼女と歩く夜の街が好きだ。ゆったり流れる時間美味しい食事久しぶりのそんな時を彼女も喜んでたまたお出掛けしよう

昨夜、彼女が笑ってくれた そう、この笑顔楽しい時、彼女は屈託のない笑顔を見せる普段はクリッとしてる目が なくなるぐらいの笑顔…それなのに…一度、この笑顔を手放してしまったんだ… 今はひとつずつ集めるしかないんだ砕いてしまった彼女の欠片もしかした…

とても悲しませてしまったあんなに大事に大事にしていたのに…両手でそっと包んでいたはずだったのに… “ 他でもないその人存在そのものがかけがえのないものなのに… ” こんな簡単なこと、なぜ気付かなかったんだろう………